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日常へ、徐々に

ギバチブログをご覧のみなさん、こんにちは。

踊り子のなっつと申します。

踊り子といっても、一昨年からつづくコロナのせいで、祭りにも練習にも参加できてはいません。

新型コロナウイルスは、仕事、趣味、人間関係や、家での過ごし方、日々の買い物などほんの些細なことにまで、とてつもなく影響を及ぼしました。よさこいを趣味として活動している私たちにとって大切な祭りは中止になり、練習も思うようにできない状況が続いています。いつから練習を再開するか、このまま活動を続けていいのか、どのチームも迷っていたと思います。

東京ギバチは、当日の朝の体温報告、河川敷でもマスク着用、消毒液を持参するなど、できる対策を徹底して練習することになっています。それでも私は怖くて練習に参加できずにいました。

コロナとの向き合い方は人それぞれなので基準というものはないのですが、私の場合は、身近に高リスクの人がいるため、過剰にコロナを怖がる日常になってしまったと思います。例えば、電車に乗る時は喉が乾燥しないように飴を舐め、車内では窓の開いている席の前に立ち、つり革や手すりにはつかまらず、喋っている人がいたら遠くに移動する、それらの音にすぐ反応できるようイヤホンをしないなど、かなり気を遣ってきました。 マスクを外した人を見かけてイライラ、遠慮することなく豪快にくしゃみをする人にイライラ。悪いのはマスクを外している人でもなく、くしゃみをしている人でもなく、ウイルスなのに。

こんなおびえた生活を1年半も続けていると、感染者が減ってきても過剰な拒絶反応は染みついたままです。コロナに感染して体の具合が悪くなっているわけではないのに、コロナに支配されて気が滅入っているのは果たして健康だと言えるんだろうか。このままではメンタルがやられてしまうと思い、感染者が減っていた昨年末から、元の生活に徐々に戻れるようリハビリを始めました。 やっと、感染対策をしっかりしている店で外食したり、都内の駅ビルに服を買いに行けるようになったところです。

よさこいに関しては、10月末に今年初めて練習に参加してきました。 筋肉も体力も衰え切っていましたが、晴れた秋空のもと、身体を動かすのはとても気持ちがいいし、コロナでこわばってしまった気持ちや感情を吐き出すことができ、かなりリフレッシュしました。久し振りすぎて緊張しましたが、メンバーのみんなが温かく受け入れてくれたのが本当に嬉しかったです。もっと早く参加していればよかったかもとちょっと後悔したくらいです。

今、感染が再拡大していますが、世の中の状況をみつつ、自分の納得する形でよさこいに関わっていけたらと思います。私のように、コロナのせいで思うように活動できずよさこいを離れてしまった人が戻ってこれるよう、コロナが普通の風邪のウイルスとして認識されるように早くなってほしいです。

近い将来、祭りが中止になったことがあったな、あの時はつらかったなと、いろんなよさこいチームの方たちと、乱舞の前なんかに気軽に語れる日がきますように。


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