わたしにとってのよさこい⑬
- Admin
- 2020年8月7日
- 読了時間: 4分
ギバチブログをご覧のみなさん、こんにちは。
踊り子のなっつです。
前のチームで同期として苦楽を共にしてきたジナからバトンなので嬉しい限りです。
私にとってのよさこいを語るためには、私のよさこい人生を話さないと伝わらないと思うので、そちらを先から…
よさこいと出会ったのは大学1年生の時です。
秋の大学祭で屋台が立ち並ぶ通路を歩いていると、遠くの方からズンズンと音が。その正体は、和太鼓のビートを響かせたアップテンポな曲にのって、長い法被とボンタンを身にまとい、鳴子を鳴らし、どっこいしょーと笑顔で歌いながら跳ね回るかっこいい先輩たちでした。
なんとカッコよかったか!私もその中の一員になりたいと本能的に感じたことが始まりでした。
サークル入会後は、人前で踊る緊張が快感に変わっていく楽しさを感じ、やがてそれが趣味になりました。素敵な仲間もでき、青春を謳歌してるなーと調子に乗っていました。
そんな大学生活で忘れられない出来事があります。
1か月に1件程度、地域の施設やイベントに招待していただいていたある日、とある町の町民祭りの実行委員の方からこんな依頼がありました。
「数か月後には隣の市に合併され、この町の名前で行う祭りは今年で最後です。よさこいサークルのみなさんに最後の祭りを盛り上げてほしいんです」と。
実行委員の方の「盛り上げてほしい」という言葉の意味がよくわからず、ただ踊れることが嬉しくて演舞に臨んでいた気がします。お客さんが大きな手拍子で盛り上げてくださったので、踊っていてとても気持ちがよかったことをはっきりと覚えています。そして、踊り終わった後に、お客さんが私たちに駆け寄り、「元気もらったよ、ありがとう」と涙を流しながら感謝の気持ちを伝えてくださったり、握手をしてくださいました。
ただ私たちが楽しいと思って踊っているだけなのに、こんなにも感動してもらうことができるんだ、元気になってもらえるんだと感情がこみあげてきて、ステージの横に設置してある控えのテント内で、思わず号泣してしまいました。
サークルの運営でつらい思いをしたり、大会で大賞をとれずに悔しい思いをして涙したこともありましたが、それ以上に仲間と一緒に同じ空間を共有することの楽しさ、地域の方々に喜んでもらえることの嬉しさ、そして人の感情を突き動かすよさこいの凄さを感じました。慣れ親しんだ町の名前がなくなってしまうという地域の方の寂しい気持ちを少しでも元気に変えられたのかなと思うと、よさこいが人に与える絶大なパワーに驚きました。
この時から、よさこいに対する向き合い方が少し変わってきた気がします。
自分たちが楽しければいいやという自己中心的な考えから、自分たちが周りに与える影響は大きいんだという見方をするようになったと思います。
社会人になってからもよさこいを続けていますが、大学の時に感じた、よさこいが周りに与える影響、自分たちだけでは成り立たないことを感じることは多々あります。
祭りの1年前から道路の通行止めの申請をして準備してくださる運営スタッフの方々、生活圏内が通行止めになって不便な思いをされたり、爆音が夜まで続く中、場所を提供してくださる地域の方々の協力があって私たちの趣味が成り立っていることを改めて思い知りました。
暑い夏は、踊り子が熱中症にならないように、でも祭りを楽しんでほしいとの想いで最善の策を練って運営してくださったり、台風が来たときは、私たちの安全を考えつつ、ぎりぎりまで祭りの開催をねばってくださったこともありました。
今思えば、なんて贅沢な経験ばかりしていたんだろうと感じます。
と、すごく長くなりましたが、「わたしにとってのよさこいは何?」というか、結果「自分が考えるよさこいとは?」になってしまいますが、「自分だけでは成り立たない趣味」ではないかと思います。
最後になりますが・・・
1年前は路上にたくさんのお客さんがいて、初めて会うお客さんに向かって、大声で歌ったり、セイ!とかハッ!とか言っていたのが、今では「ソーシャルディスタンス」だの「飛沫」だの、今までまったく聞かれなかった単語に阻まれてしまい、寂しいです。
よさこいで元気をもらっていたのに、今こそ元気をもらいたいのに、祭り自体開催できない状況が歯がゆいです。
以前のように、沿道に身を乗り出して観てくださるお客さんの前で大声を出して、密な状態で乱舞できる、よさこいの日常が1日でも早く来ることを待ち望んでいます。
次は、第二弾があると言っていた、つかっちんにバトンを渡そうと思います!
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