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第20回よさこい陣屋まつり・本陣祭


ギバチBLOGをご覧の皆さんはじめまして。 男班長

兼 踊り子のずーやと申します。

東京ギバチは11/3に開催された「第20回よさこい陣屋まつり・本陣祭」に

参加して参りました。 ギバチにとって「第20回よさこい陣屋まつり・本陣祭」は今年最後の披露でした。 お客様の暖かい声がけと笑顔に囲まれ、新人賞までいただくことができ、 とても嬉しく思います。 寒い冬から始まり、炎天下の日も台風の日も1年間活動してきて良かった! そう思えるお祭りでした。 そして何より、この記念すべき「第20回よさこい陣屋まつり・本陣祭」を開催、運営して くださったスタッフの皆さんに感謝致します。 参加させていただきありがとうございました。

繰り返しになりますが、今年のギバチの披露は終了です。 終わってしまえばあっという間ですが、この1年たくさんのことがありました。 全ては語り尽くせませんが、少しだけ振り返ってみようと思います。 私がギバチをはじめたのは、もう1度踊れたらなぁ。という思いがあったからです。 団長と同じチームに夫婦で所属していたことがあります。 辞めて以降たくさんのお祭りを観に行き、昔の仲間が踊っている姿を応援しながら、 うらやましく思っていました。 踊りを辞めてからは何度か団長の家に遊びに行くことがありまして、 またチーム作って欲しい、新曲で踊りたいなどのよさこい話をしていました。 3年が経って遂に立ち上げるとの話を聞き、ぜひ!と、仲間に入れてもらいました。

説明会で新しいメンバーに出会い、またお祭りに出られる!きっと楽しい1年になるぞ! というのが入会時の心境でした。ですがいざ練習が始まると、驚きの厳しさ。 こだわりが強く一瞬のフリに何時間もかける、 姿勢と歩き方で練習が終わった日もありました。

よさこいってこうだっけ?

そして踊りだけでなく、踊り子としての意識が低いと言われる始末。 毎週怒られに行っているようなもので、まさかこんなことになるとは…。 これは趣味なのか?って感じでした。 曲があって、フリを教えてもらって覚えて踊り、祭りに参加できる。 確かに完全に受け身になっていました。 班長になっても、チームからの連絡を班員に伝える、取りまとめる役割としか捉えてい なかったです。

せっかく出会った仲間の中には、厳しいからとか、チームが本気だから中途半端な 気持ちでは失礼だと、去っていく仲間もいました。 止めることのできない自分に不甲斐なさを感じたりもしました。 そして最悪だったのは、チームとして出来上がって無いから、本来デビューするはずだった 8月のデビューができない…。

この時は目標を失ったようで、本当に悔しかったです。 さらに副団長から「なんでギバチに入ったの?」の問い。考えていなかったのでとっさに 答えられませんでした。 前の仲間がいるから?立ち上げチームだから?曲や作品が好きだから? そこで初めて、あぁ今のままじゃダメなのか、チームが目指すものと踊り子の間に、 意識の違いがあるということに気付かされました。 でも「ギバチが目指すのはここだから、こうやってね。」 と答えを教えてくれるわけではありません。

じゃあどうすりゃいいんだよ!

と納得いかない気持ちもありつつ、自分たちで考えるしかありませんでした。

そこからだと思います。踊り子の意識が変わったのは。

週1回の練習、仕事の都合、家庭の事情等あり全員が顔を合わせる機会が少ない中、 「目指すべき何か」「目指す踊り子像」を見つけるために、踊り子同士で何回も 話合いをしてきました。 最初は遠慮がちだったけど、今ではお互い意見を言い合うようになりました。 練習以外で顔を合わせ話合う事で、もう1つの目標「お互いの事を知る」ことができました。

目指すものの明確な答えは見つかっていませんが、最近気づいたことがあります。 「こうやってね」と目標を与えられるよりも、チームや踊り子で確かな目標を

作っていく方が面白い。 日々高い所へ進み、目標には永遠にたどり着けないのかもしれませんが、 この積み重ねがチームを作り上げていくのだと思います。

今ではチームの目標が自分自身の目標となり、もっともっとと、それ以上を求める自分がいます。演舞以外のところでも、もっとこうしたい!ギバチならこうする! など。想いがあふれてとまりません!

とにかく、受け身はダメです。

ギバチはカタチ、カウントだけにとらわれるのではなく表現を大切にしているチームです。 団長からは「こういう感じで」とか「バァーンって感じ」などの説明で、最初は「??」となりますが、まずは思った通りにやってみます。

さらに、私自身が初めて前に出て指示を出す機会もありました。教えたことは無いし、 「そういうキャラじゃないから」と伝えましたが、

「キャラとかじゃなく、やるんだよ!」と一蹴。

これを経て、今では受け身だった私も、ストレッチや基礎連では前に立って教えています! あの時そのまま「じゃぁいいや」って言われていたら、ここまでできていなかったでしょう。

最近では踊り子同士で積極性を持って、教え方の勉強をしています。 カタチやカウントに囚われず、表現を大切にして教えることで、わかっているつもりで わかっていなかったことに気づくようになりました。

積極性を持ち、全員でチームを作っていく方が楽しいです。 それが踊り子力の向上につながり、チーム力になると私は思います。

今いる踊り子はこの1年間みんな本気で取り組んできました。 私自身、この1年でギバチのことを考えない日は無かったです。 班長としての職務を全うできたか、踊り子としてどうかは正直わからないです。 ただ、みんなが一生懸命に取り組んできたのは確かで、 始めとは比べものにならないくらい成長していると思います。

踊り子全員が一つの目標に向かって進んでいくことの難しさを知り、 実はそれを具現化していく事が楽しかったんだと今では思います。

少しだけと言いながら、長文になってしまいました。 ただ、これだけ注ぎ込んだからこそ言いたいことがたくさんあるわけで、 もしまた機会があれば話をさせていただきます。

と、このような色々な日々を経てデビューし、1年を終えました。 だからこそ締めくくりの陣屋まつりはとても楽しかったです! 苦しかった日々も、お客さんの拍手、声援に囲まれて踊った4分で全て報われました! 総踊りも、ああやって他チームの踊り子さんとも肩を並べて踊れるのがいいですよね。 ただ、まだまだ結成1年目のチームです。踊りはもちろんのこと、踊り以外の部分でも、 見てくださる皆さんを魅了させられるよう、もっと志高く、向上心をもって取り組んでいきます!

最後になりますが、来年は新人さんが入るかもしれません。向上心のある方大歓迎! 今年で築き上げたものを伝え、祭りで出た反省を活かし、踊り子として成長しながら、 チームとしてより高みを目指しましょう!

今後とも応援をよろしくお願いします。

東京ギバチ ずーや


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