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第17回坂戸よさこい


記念すべき第ー回目のブログは私団長からお送りします。

第17回 坂戸よさこいにて、初披露をして参りました。

ここに到るまで、実は1年以上の準備期間を経ています。

せっかく第一回なので、そこのところから少しお話ししようと思います。

さて、まずはチームを作ろうと思いました。

よさこいは老若男女、だれでも参加できるし、楽しみ方も千差万別。

たくさんのチームがあるし、色々な作風があり。

関東のチームは特に、もうなんでもアリ。派手で自由で素晴らしいと思います。

本当に皆楽しそうです。

そんな中で、ただでさえ忙しいのに、既存のチームに入るのではなくわざわざイチから立ち上げるからには、何か新しいことをやりたい気持ちが溢れ出したからでした。

東京ギバチは一般社会人のチームで、素人の集団です。

踊りのプロ(踊りで生活の糧を得ている人)は一人もおりません。

鉄道関係、教育関係、医療関係、会社役員などなど、職種は様々。

私はといえば、1歳と3歳、2児の父であります。

こんな私たちですが、「本気でやるから面白い」を合言葉に、よさこい祭を、参加する一つ一つの祭りを徹底的に楽しみたい、と試行錯誤、切磋琢磨、喧々囂々やって参りました。

若い頃みたいに時間はないけれど、持てる知恵も体も振り絞って、お客さんと感動できるような踊りを作り上げたい。

踊ってる4分以外でも、楽しんでもらえるチームになりたい。

ということで、素人ながら一生懸命考えました。以下はその一例です。

・・・・・

祭り本番は外 → 外で練習をするべきだ → しかし都内にはガンガン音を出して練習できる場所は限られている → 徒歩や自転車で100km以上地道に探して練習場所確保。

迫力のある歌と一緒に踊りたい! → 音楽1,000曲以上聴きまくる → これしかない!という声の持ち主を発見。よさこいの曲には関わりない方だったので、熱意と夢を語ってみた → 楽曲完成

振り付け頼むお金ない。でもかっこよく踊りたい → 自分で勉強、やってみたらなんとかなった

メイク、衣装、小道具、普通に買うと高い → これまた徒歩や自転車で理想のものをさがし時には海外から仕入れたり、それでも無いものは一から手作り

人生の大切な時間を過ごすんだから、ただ踊るだけじゃ勿体無い。人間として成長できる大切な場であるべきだ → プロじゃないけどプロ意識を持って活動していこう

・・・・・

万事こんな感じ。泥臭い地道な手作りの連続です。でも一つ一つに真剣なんです。

素人でも、時間がなくても、本気を出せばここまでできるんだぜっ、て挑戦だと思っています。もちろん作品づくりも、踊り子教育も、組織づくりも、おんなじスタンスで挑んでいます。

こんな特殊なチームですが、一つくらいこういう集団がいても、お客さん喜んでくれるかなぁ・・・とドキドキわくわく、血と汗と涙を垂れ流しながら準備して来たわけです。

そしてデビュー戦として選んだのが、坂戸よさこいでした。

私たちは坂戸出身者は一人もおりませんが、坂戸が大好きです。

めちゃくちゃあったかいんです。

ただ、今回ちょっと斬新な作品にしすぎちゃった。

パレード中心の祭りなのに、演者が10人しかいなくて、一瞬で通り過ぎてしまう。

大丈夫かな、楽しんでもらえるかな。

そんな心配もよそに。

私たちの一本目の演舞は介護老人保健施設 はつらつのトップバッターでした。

そこで観てくださったご夫婦が2日目の夕方の演舞に、わざわざ見に来てくださったり。

そんなことしてくれたら、メンバー一同テンションの針が振り切れます。

ん〜〜 しんどい練習して来た苦労が、一瞬で報われた上におつりまで付いて来た感じ。

さすが坂戸よさこい、涼しい秋に引っ越しましたが、相変わらずの暖かさです。坂戸最高。

皆さま、本当にありがとうございました。

この祭りをずっと続けてくださる、運営の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

あぁ楽しかった、坂戸よさこい。

ああ、あと私ごとですが、望みが一つ叶いました。

ガキンチョ供に、とうちゃんとママが生で踊ってる姿を見せられたことです。

あいつらはあいつらで、パレード後方で踊り倒していたので、とうちゃんがんばってる姿を見てなかったかも知れませんがね。

さて、次の陣屋祭に向けて、今週からまた改良。

楽しいことがあると、もっと苦しくてもやり遂げるエネルギーがメラメラ湧いて来ます。

演者のみんなは覚悟せよ。

これをずっと繰り返して行くことが、今年のテーマである「我が道極む」であり、チームの目標であります。

ということで、第一回のブログを締めさせていただきます。

団長 桐渕


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